法人営業担当者の仕事は、当然、自社の売上予算の達成も重要ですが、自社・顧客の双方に求められる、今後更に重要になってくる役割は、
顧客の成功(KPI)を定義して一緒に達成を目指す
ことだと思います。
顧客の成功(KPI)の定義
経営課題の把握
結論として、理想は経営者、少なくとも決裁権限者・部長職以上、取締役等とのコミュニケーションが不可欠です。
顧客の現場担当者との日々のやり取りでは、様々な課題を聞かされ、それが自社の仕事に繋がります。
しかし、その課題に対して対策を講じるだけでは不十分です。
それら現場課題は、顧客の社内においては、経営者や決裁権限者が描く将来像や経営課題が、現場の課題に落とし込まれているから、です。
よって、法人営業担当者にとっては、
- 経営者や決裁権限者とコミュニケーションを取り、経営課題を把握すること
- または、それら現場課題から経営課題を推定(仮説)すること
- 経営課題解決に対する提案をすること
が重要です。
経営課題解決のための提案と、顧客・自社双方のためのKPI設定・合意
経営課題に対して提案を行いますが、その提案内容が成功かどうかを判断する、KPIを設定します。
目的①顧客のため
顧客は、当然自社へ投資してくれることになるため、数値的なKPIによりその提案・プロジェクトの成否を判断することを求めます。
顧客が十分理解している領域なら良いのですが、当然ながら顧客よりも自社の方が、自社の提案領域には精通しているため、自社・法人営業担当がKPIを設定すべきです。
顧客の経営者・決裁権限者は数値KPIを求めますから、どのような成功・目標を定義するにせよ、数値化する部分が必須となります。(定量目標+定性目標は可)
目的②自社の目標達成のため
自社からの発案でKPIを設定することで、不用意に高い目標を掲げるリスクを低減できます。
(顧客の期待値を下げること)
これにより、自社の売上等の目標、法人営業担当者の予算達成の助けになります。
また、自社の製造・納品部門との相談により、現実的なKPIを設定することが不可欠です。
あとは、KPI達成に向けて、頑張りましょう
製造・納品担当部門の支援等、企業によって営業が担う役割は様々だと思いますが、KPIの設定ができたら、あとは納品に向けて頑張りましょう!
このような動きができる法人営業担当者が、今後求められるし、顧客・自社からの評価も高まると考えています。
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